住まいには、2つの安心が必要であると考えています。
万一に備えた安心と、万一が起きてしまった後の安心。
言い換えると、地震や津波などの被害を最小限に抑えるための対策と、ライフラインが途絶えても暮らしを継続してゆくための対策です。
さまざまな事態を想定して、命を支えるための備えを幾重にも施しています。
スカイズタワー&ガーデンは、建物の高さが60mを超えているため、特別な個別認定を取得しています。まず、構造方法に関する「性能評価書」を(株)東京建築検査機構から取得し、その後、性能評価書をもって、国土交通大臣へ個別認定の申請を行い、建築基準法に適合し安全性が確かめられたものとして、大臣の認定を受けています。
コンクリートはプレキャストコンクリートが採用されています。プレキャストコンクリートは、柱・梁・床などの部材を工場又は敷地内製作ヤードで製作し、現場で組み立てます。現場打設コンクリートの躯体に比べ寸法精度が高く、かぶり厚さ等も確実に確保された高品質な躯体が構築できます。
また、事前に敷地調査とボーリング調査、標準貫入試験などの地盤調査も実施されています。
- ■コアウォール
- ■制振装置
- ■免震装置
- ■壁柱
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免震&制振ハイブリッドシステム
基礎と建物の間に積層ゴムと呼ばれる免振装置を設置し、建物に伝わる地震エネルギーを低減させる「免震システム」。そして地震エネルギーを建物内部で吸収する「制震システム」。スカイズタワー&ガーデンでは、2重の安心で地震から暮らしを守る、清水建設の先進技術「シミズ・トライスター型ハイブリッド免制震システム」を日本で初めて採用し建設されました。「制震システム」は大きな地震による免震装置の損傷を抑える役割も果たします。
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基礎杭
地盤調査の結果を基に、地下約13mから約16mまで、強固な基礎梁を配置。さらに、基礎梁下部から地下約58~59mの安定した支持層まで、84本の杭を打ち込むことにより構造の安定を図っています。杭は、杭径約2.3~2.8m、拡定径最大約4.5mの場所打ちコンクリート杭。1本あたり最大4,000tの重量を支えることができます。
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SAVEコンポーザー工法
(液状化対策)- 1ケーシングパイプを所定位置に据え、一定量の砂を投入する。
- 2ケーシングパイプを回転させながら地中に貫入する。
- 3所定深度まで貫入する。
- 4ケーシングパイプを既定の高さまで引き上げながら、ケーシングパイプ内の砂を排出する。
- 5ケーシングパイプを打戻し、排出した砂と周囲の地盤を締固める。
- 64、5を細かく繰り返して拡径するウェーブ施工により、SAVEコンポーザーを造成する。
スカイズタワー&ガーデンでは、液状化対策として地中に砂を圧入することによって、地盤の締固めを行い密度を増大させる、静的締固め砂杭工法にて施工されました。新機構の強制昇降装置を用いた「SAVEコンポーザー」は、砂の回転圧入を繰り返し抗体を拡径しながら固めていきます。従来の方法に比べ無振動・低騒音を実現し、周辺環境への影響も少ないのが特徴です。施工の範囲は、建物の直下部分に加え、万が一に備えて電気・水道などのインフラ配管の敷設部分とウェルカムエントランスから前面道路までの避難経路となります。
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約24N/mm²~約30N/mm²
コンクリートの品質
建築基準法に準じた建物 〈スカイズ タワー&ガーデン〉
約36N/mm² 約100N/mm²計画供用期間の級 耐久設計基準強度(N/mm²)(JASS5 基準) 一般(30年) 18 標準(65年) 24 長期(100年) 30 スカイズ タワー&ガーデン 36~100 ※構造躯体等の大規模な補修をしなくても、鉄筋の腐食やコンクリートの重大な劣化が起きないと予測されるおおよその期間。
※100年間マンションのメンテナンスや大規模修繕が不要であるということではありません。
※一般社団法人日本建築学会の建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事2003における耐久性の基準をもとに作成。コンクリート耐久設計基準強度(構造物および部材の供用期間に応じた耐久性を確保するために必要とする圧縮強度)の概念を導入し、柱、梁といった構造躯体については設計基準強度を36N/mm²※1以上とし、一部には最大100N/mm²※2の高強度コンクリートが採用されています。 ※1 36N/mm²とは、2m²あたり約3,600トンの圧縮に耐えられる強度を意味しています。
※2 100N/mm²のコンクリートは主に地下2階コアウォールおよび柱に採用されています。
※外構部分を除く -
水セメント比45%以下
コンクリートは水(混和剤含む)の比率が少ないほど耐久性を高めることができるため、水セメント比を45%以下に設定。コンクリートの密度が高くなり、ひび割れも起きにくい建物を目指して建築されています。
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家具転倒防止対策
冷蔵庫の設置が想定されるキッチンの壁面に、床から約170~210cmの高さに、家具転倒防止用金具が取付けられる下地材が設けられています。大型TVなどの設置が想定されるリビング・ダイニングの壁には、上部は床から約170~210cmの高さ、下部は床から約60~90cmの高さに下地材が設けられています。また、これまで家具転倒防止対策がほとんどされていなかった戸境壁にも、家具等が固定できるようになっています。
※地震の揺れや大きさによっては転倒や移動を防止することができない場合があります。
※タイプにより設置場所、設置範囲は異なります。 -
耐震ドア枠
地震によって玄関扉の枠が変形しても扉が開くよう、扉の戸先と上下枠の間に十分なスペースが確保されています。水平・垂直どちらの力が加わっても、扉が開くよう配慮されています。
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耐震ラッチ・棚板脱落防止用ツメ
地震の揺れで扉が開いて、中のものが飛び出さないよう、キッチンの吊戸棚の扉に耐震ラッチ※が設置されています。また全ての棚板には、水平方向の大きな揺れにも動きにくく、棚をしっかりと固定する脱落防止用のツメが設けられています。
※耐震ラッチは地震の揺れ方や、揺れの伝わり方によって機能しない場合があります。
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停電時の電源供給図
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緊急地震速報システム
全国で観測された震度約4以上の地震の推定到来時間、推定震度を気象庁が予測。その情報を各住戸のインターホンにお知らせするとともに、エントランスなど共用部にも警報を発します。オートロックドアは地震により変形してしまうとドアが開かなくなることがあるため、地震速報に連動して一時的にドアを解錠。また、エレベーターは最寄り階への自動停止を実行。避難経路を確保し、身の安全を守るとともに二次災害を抑止します。
※本システムは内陸直下型地震には技術的に対応することができません。また、あくまでも予測であるため、震度や到達時間に誤差が生じる場合があります。
※気象庁の観測点機器の誤作動や気象条件により誤報を速報することがあります。 -
高潮・津波対策
豊洲ふ頭概念図東京都が公表した津波の最大高さ(元禄型関東地震の津波数値シミュレーション)は満潮時でA.P.※+4.65m。豊洲ふ頭ではこの数値を大きく上回るA.P.※+6.8mの防潮護岸が整備されています。さらに建物1階レベルはA.P.+8.8mが確保され、万一の場合に備えた設計となっています。
※A.P.は荒川基準水面(Arakawa Peil)の略。
※A.P.+4.65mは満潮時の水位A.P.+2.1mに、津波高2.55mを足した数値となります。(参考資料:東京都公表「首都直下地震等による東京の被害想定」平成24年4月18日公表) -
避難経路
火や煙で玄関からの非難が難しい時は、自住戸のバルコニーから安全階へ避難できるよう法令に基づき、バルコニーに避難ハッチや救助袋※の避難器具が備えられています。 ※避難ハッチ・救助袋の設置個所は図面集をご参照ください。
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火災発生時の警報
①自住戸で火災が発生した場合
キッチン、居室等にスプリンクラーが設置されており、火災を感知すると、リビング・ダイニングのカラーモニター付インターホン(住宅情報盤)が警報を発し、火災発生住戸の玄関ドアホンが報知鳴動します。
②出火階及び直上階住戸のカラーモニター付インターホン(住宅情報盤)が警報を発します。 -
地震時自動診断・仮復旧する
非常用エレベーター※1高層マンションでは極めて稀な、災害時に自動診断し、運行に支障がない場合に仮復旧※2するエレベーターを導入。高精度の遠隔監視機能(リモートメンテナンスシステム)が、万が一の災害時も、機器の損傷やロープなどの長尺物の引っ掛かりを自動診断し、仮復旧を迅速に行います。
※1(株)日立ビルシステムとの保守契約により実現しています。
※2建物の揺れの大きさによっては、作業員による点検が必要となります。 -
重力排水型トイレ概念図
重力排水型トイレ各住戸のトイレの排水方法を、重力排水のうえ下水管への直接放流としているため、下水道本管の機能が維持されていれば停電時や断水時でも水をバケツで流して排水することが可能です。排水用の水は、各住戸に設置された満水時約460リットルのエコキュート貯湯水を利用できます。
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備蓄倉庫(1階および各階)
1階に防災備蓄倉庫が用意されています。携帯ラジオや毛布など必需品が備えられています。また復旧に必要な資機材、救出・救助を行うための工具類、消火活動に必要な大型消火器やポンプなども備蓄します。さらに1階の防災備蓄倉庫とは別に、2階~44階の居住フロアにも備蓄倉庫が設置されており、ヘルメットや工具などを保管して万一に備えています。また倉庫内には、災害停電時に携帯電話などの充電ができるよう防災用コンセントが設置されています。
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約72時間使用可能非常用発電機
災害時の停電に備え、大型A重油ディーゼル発電機を設置。非常用エレベーターや内廊下の保安照明、給水ポンプなどを約72時間使用可能な状態に保ちます。
※約72時間の電力供給は間欠運転が前提です。また、稼働計画により時間は変わる場合があります。 -
停電時の自然エネルギー活用
太陽光発電設備により作られた電力は蓄電池に蓄えられ、防災用コンセントの電力として活用。Wi-Fi環境も利用可能な状態が維持されるため、携帯電話やタブレット端末による情報入手や情報伝達手段が確保されます。
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スプリンクラー
災害時に発生する異常な熱を感知すると自動的に散水するスプリンクラーを全住戸内をはじめ、地下と1階の共用部分に設置しています。
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消火設備
3階~屋上階および地下階には消防隊の消火活動に対応できる連結送水管設備が設けられています。
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安全に配慮した共用部ガラス
エントランスホールには、衝撃に強く割れにくい合わせガラスが採用されています。万一割れても、飛散防止フィルムを挟み込んでいるため破片が飛びにくく大きなケガが少なくなります。
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防災用マンホールトイレ
災害時に敷地内の下水道マンホールを利用し、その上に設置できる組立式テントの簡易トイレが装備されています。
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4タイムズセキュリティシステム
セキュリティシステム概念図エントランス、エレベーターホールはもちろん、エレベーター内もセンサーにICキーをかざすことによって作動するシステムに。住戸玄関の施錠を合わせて4重のセキュリティシステムを構築しています。
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ハンズフリー入館システム
携帯器(ハンズフリータグ)をカバンなどに入れておくだけで、オートロックドアに近づくと自動で解錠。鍵を取り出すことも、センサーにかざすことも、もちろんオートロック操作盤の操作も不要です。またウェルカムエントランスには共連れ防止機能が設置されています。不審者が共連れで通過しようとした場合に管理者に通報します。さらに携帯器はウェルカムエントランスや地下コーチエントランスに対応しているばかりでなく、駐車場のセキュリティゲートのリモコンも兼ねているため、携帯器ひとつで便利な暮らしをかなえます。
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24時間有人管理
イメージ画像火災や水廻りの漏水、不法侵入などを感知すると、防災センターおよびオンラインでつながる綜合警備保障(ALSOK)のコントロールセンターへ自動通報。いざという時は24時間体制で暮らしを見守るセキュリティスタッフが迅速に駆けつけます。また、日中は管理員とコンシェルジュ、夜間は警備員が常駐する24時間有人管理を実施。365日、昼夜を問わず不審者に目を光らせ、敷地内の安全を見守ります。警備員は巡回警備を行うとともに、万一の緊急時には素早く対応します。
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エレベーターの防犯対策
行先ボタンの位置は、子供が操作できるよう設定。非常用通報ボタンは、子供でも手が届きやすいよう高さ約1.0mに設置されています。非常用通報ボタンが押されると防犯ブザーが鳴り、3分間各階に停止し、扉を開ける防犯運転を行います。
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プログレッシブシリンダーキー
イメージ画像玄関ドアのシリンダーは約1,000億通り※の鍵違い数によりピッキングなどの不正解錠がされにくく、キーの複製も困難。シリンダー内に複数の高硬度部品を使用しているためドリルによる穴開けにも高い抵抗力があります。またダブルロックで安全性がさらに向上しています。
※美和ロックカタログより記載 -
防犯カメラ
イメージ画像人の行き来が多いところや、警備の目が行き届きにくい場所など、敷地内及び棟内の各所に防犯カメラが設置されています。自転車置場・バイク置場などには万一に備えて通報可能な非常用押しボタンが取り付けられています。
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防犯センサー
イメージ画像全住戸の玄関ドアおよび2階の3住戸※の窓に防犯センサーが設置されています。不審者が外部から無理に開けようとした場合など、異常を感知すると住戸内の住宅情報盤がアラーム音を発報。異常をお知らせするとともに、防災センター及び警備会社に自動通報します。
※85Aw、80Nw、80De-rタイプ -
防犯玄関ドア
参考画像ピッキング対策として、キーシリンダーの内側に防犯サムターンが採用されています。また、バールなどによる玄関ドアのこじ開けなどへの対策として、鎌デッド錠を採用するなど、解錠による被害に配慮し、防犯性の高さを認められたCP認定を受けています。
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Felica認証システム
(非接触型ICキーヘッド)キーを差し込まずにセキュリティドアの解錠が可能なFelica認証機能搭載のキー。共用部セキュリティ解錠をはじめ、エレベーター、宅配ボックスなどと連動させています。(住戸玄関錠はシリンダー式)
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カラーモニター付きインターホンエントランスにいる来訪者を、声だけでなく画像でも確認できるカラーモニター付インターホン(住宅情報盤)が設置されています。住戸玄関にもTVカメラが設置され、常に玄関前の様子を確認することができます。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。